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奈良ホテル「花菊」の万葉弁当
14~15日は奈良にいましたので、しばらくは奈良の話題で。

ちょっと変わった和食を探していて、ふと見つけたのが、この奈良ホテル内の日本料理店の「花菊」。
ちょうど今月から「万葉弁当」を始められたとのことなので、さっそく頂きました。
奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_04352.jpgお店は奈良ホテルの一角。
入口は狭いですが、中は割りと広く、東大寺ゆかりの書や、修ニ会のお松明の燃えたあとのものなども飾ってありました。
さすが、奈良ですね。
奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_044431.jpgこれは季節のお吸い物。
鰤が入ってましたね。
おだしがよく効いてて、日本人でよかったと思う一瞬です。
奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_0431525.jpgお弁当は三段仕立てになっています。
中はどんな宝物が入っているんでしょう?
奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_0452416.jpg一段目は、季節の先付、 季節の前菜、野菜の煮物、酢乃物となっています。
いろいろなものが入っていたのですが、ちょっと記憶が飛んでしまいました。
とりあえず、好物のさよりが入ってるのが嬉しかったです。w

奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_0453438.jpg二段目は、季節の焼肴、大和肉鶏料理、柿寿賀、明日香の蘇。 焼肴(左上)は、蟹の足をグラタン風に焼いてあります。大和肉鶏は、照り焼きで、癖がないのに味が濃い感じ。柿寿賀は、ゆずを柿で巻いてあるお菓子で香りが清々しいですね。明日香の蘇は古代の乳製品。牛乳を煮詰めたもので、初めて食べましたが、チーズみたいな、ミルクジャムみたいな不思議な味。

奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_0454734.jpg三段目は奈良の僧侶の間で生まれたとされる『大和茶飯』(煎じた茶に酒・炒り大豆などをいれて塩味で炊いた飯)に奈良漬となめたけです。茶飯はなかなかおいしかったです。うちで作ってみようかな。
この『万葉弁当』は、奈良県農政課が進めている、『奈良のうまいもの』のひとつで、この大和茶飯は必須です。
奈良ホテル「花菊」の万葉弁当_b0039026_046525.jpg最後の水物。
これがまた変わっているのですが、イチゴの下は、なんと、大根のゼリーなんですよ。
最初見た時、ふろふき大根みたいな形と思ってたら、大根の入ったゼリーでした。(笑)
大根の味はほとんどしませんが、食感はちょっとあります。さっぱりしてるので、いちごと一緒に食べるとおいしかったです。


全体的に奈良名物が揃ってはいるのですが、柿寿賀、明日香の蘇は市販品なので、ちょっと興ざめでした。
ま、本命で食べようと思ってたお店が予約できなかったので、仕方ないです。
これはこれで美味しかったし、予算半分で済んだので良しとしましょう。(笑)
by reirei0120 | 2006-03-18 00:17 | 和食・日本独自のもの
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