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神農祭(少彦名神社@道修町)
風邪がなかなか治らなくって、久々のお休みの今日は朝寝してたのですが、母が「神農さん、行くよ!」とのこと。
そう、今日は神農さん(別名お虎さん)と呼ばれる、神農祭の日でした。
大阪の道修町(どしょうまち)と言えば、昔は薬種商の町で、神農さんは病除けの神さまということですが、病気がなかったら、薬屋さんは儲からないでしょうに。(笑)
ま、とにかく、風邪もよくなればいいかなということで、出かけました。

神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20123359.jpg薬の箱がいっぱい吊ってあります。
ここは、ちょうど神農さんのお隣りの小野薬品なので、そこの薬の空き箱が吊るしてあります。
神農祭って、私は小さい頃から連れて来てもらってるのですが、ここ数年は、どういうわけかすごい人で、今日も、かなりの行列が出来てました。
神社自体はすごく狭いところなので、ちょっと人が集まると行列になるんですね。
神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20124926.jpg入口付近です。
張り子の虎の絵があります。
最近、資料館みたいなものが出来たようです。(入ったことはないですが。笑)
まわりには露天が出てますが、街の中なので、ちょっと盛り上がりが少ないように思います。

神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_2013157.jpgこういう提灯の感じ、なぜか、好きなんですよねー。
とはいうものの、ここは4人一列に並んでますので、人は提灯よりぎゅうぎゅう詰めです。

神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20131279.jpgちょっと見にくいですが、「少彦名神社」とあります。
ここの神社の正式名称です。日本の薬の神様である少彦名命(すくなひこなのみこと)と、中国で医薬の神様である神農氏(しんのうし)をお祀りしているそうです。
でも、大阪の人は、ぜったい神農さん、もしくは、お虎さんとしか言わないですね。(笑)
神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20132475.jpg4人一列になってたのは、神社の鈴を鳴らす紐が4本だからでした。(笑)
お賽銭をあげて、これからも健康でいられるようお願いしました。
そして、風邪も早く治って欲しい!
神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20133722.jpg巫女さんが、張り子の虎のついた笹を売っています。
どうして、張り子の虎かというと、昔、大坂でコレラが流行した時に道修町の薬種商が、虎の頭の骨を配合した丸薬を、お守りの張り子の虎とともに、無料で庶民に配ったところからきてるそうです。虎の頭の骨って手にいれるの、すごくむずかしそうですよね。

神農祭について、くわしくはここをご覧ください。→神農祭






神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20151133.jpgここは薬の箱じゃなくって、接着剤のボンドが吊るしてあります。
神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_201526100.jpgそう、ここは、ボンドの会社、「コニシ株式会社」(旧小西儀助商店)なんです。
この、古い町屋の感じ、すごく好きなんですよね。
本社は近くのビルにあるようで、ここは、「不動産部」の表札があります。
神農祭(少彦名神社@道修町)_b0039026_20153912.jpg
「登録有形文化財」のプレートがあります。
コニシ株式会社の最初は「小西屋」という薬種商だったそうですが、その後アサヒ印ビール(アサヒビールの前身)を作ったりしたそうな!「小西儀助商店」は、なんと、アルコールで有名だったそうです。
ボンドやアロンアルファなどの接着剤は最近の商品ですが、会社としては歴史あるところなんですね。

ともかく、大阪の街中に残ってる古い建物って、なんか、ほっとします。
このあと、また大好きな古い建物の「五感」に寄ったことは内緒です。(笑)
by reirei0120 | 2005-11-23 20:16 | 大阪
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