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幽霊子育飴(1月3日)
幽霊子育飴(1月3日)_b0039026_105241.jpg六波羅蜜寺を後にして、少し行くと、一軒のお店が。
あれ?こんなところに、こんなお店あったっけ?
おじさんも、少々不思議そうに見ています。(笑)
幽霊子育飴(1月3日)_b0039026_11287.jpg「京名物 幽霊子育飴」
ん~、幽霊の字体が怖いです。でも、興味津々。
幽霊子育飴(1月3日)_b0039026_111156.jpg中に入ると、やさしそうなお店の人が、試食させてくれました。
いわゆるベッコウ飴のようですが、麦芽糖で出来てて、やさしい甘さ。小さい方を買いました。(さっき表にいたおじさんも買った様子。w)
幽霊子育飴(1月3日)_b0039026_112046.jpg由来

慶長四年京の江村氏妻を葬りし後、数日を経て土中に幼児の鳴き声あり掘り返し見れば忘れられし亡き妻の産みたる子なり
当時夜な夜な飴を買う婦人ありて幼児掘り出されたる後は、来らざるなり
この子八才にて僧となり後高名な僧となる 寛文六年三月六十八歳にて遷化し給う
されば此の家の飴を、誰いうとなく幽霊子育ての飴と唱え盛んに売りひろめられたるなり

みなとや
幽霊子育飴(1月3日)_b0039026_112914.jpg中の飴はこんなです。
板に作ったものを割ってあるだけのものですが、さっぱりした甘さで結構後を引く感じです。
幽霊と聞くと気味悪いですが、亡くなっても子を思う母のやさしさがこういう甘さなんだろうなという気がしました。


みなとや幽霊子育飴本舗(ここは委託販売している木村茶舗のお店らしいです。)
京都市東山区東大路松原西入ル
※以前の場所から少し移動したようで、あちこちに案内の札が貼ってありました。
前は六道の辻近くだったようですが、現在は六波羅蜜寺の方に近いです。





幽霊子育飴(1月3日)_b0039026_134128.jpgこのあたりは西轆轤町というらしいですが、轆轤(ろくろ)って字が難しすぎですよねー。


by reirei0120 | 2006-01-06 01:35 | 京都
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